口上

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定型詩を口語訳する定型詩による口語訳

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# by sanukiyaichizo | 2017-12-31 09:20 | Trackback | Comments(0)

もとより生きているものはみな有限の身でありながら、しかも無限の命を求めている。だから、神仙の道を窮めた道士は仙薬の処方を記した書物を背負って名山に入り薬を調合する。生を養い心を和らげて長生きしようと思うからだ。抱朴子(ほうぼくし)は、「神農(しんのう)が、『諸病を治さなければ長生きすることはできない』と言っている」と言う。帛公(はくこう)は、「生は好ましい。死は憎らしい」とも言っている。もし不幸にして長生きできないなら、生涯病気で苦しまないことをもって大いなる幸いとするべきだろうか。ところがいま、私は病気に悩まされて寝起きもままならず、どうにもこうにもしようがない。ひどい不運がすべて私に集まっている。「人が願えば天も応じてくれる」と言うが、それが本当なら天を仰いでお願いしよう。すぐにこの病気を取り除いて元の健康に戻して下さい。鼠を命の喩えにしたのは恥ずべきことでした。
〈すでに上に述べたとおり〉

 ※「神農」中国の伝説上の帝王。医薬農耕の祖とされる。炎帝ともいう。日本では香具師(やし=て
  きや)の守護神とされている。

 ※病気になって自らを哀れむ文 ここまで。
  明日は休みます。



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# by sanukiyaichizo | 2017-11-18 00:00 | 万葉集巻五 | Trackback | Comments(0)

考えてみると、賢者愚者の区別なく、昔と今の違いなく、だれもが嘆いたものだ。歳月は競うように流れて昼夜休むことなく、
〈曾子は、「過ぎ去って還らないものは年である」と言った。孔子が川のほとりで嘆いたのもまたこのことだった〉

老いと病がせき立て合い、朝から晩まで身体を蝕むということを。生涯の楽しい宴の席をまだ味わい尽くしてもいないのに、
〈魏の文帝が当時の賢人を惜しんだ詩に、「まだ西苑(せいえん)の夜の宴が終わらないうちに、はやくも北邙山(ほくぼうさん)に葬られて塵となる」とある〉

千年先まで生きていたいという哀しい願いが宴のあとに続く。
〈古詩に、「人生は百年も生きられないのに、どうして千年先の心配をするのか」という〉



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# by sanukiyaichizo | 2017-11-17 00:00 | 万葉集巻五 | Trackback | Comments(0)

帛公略説(はくこうりゃくせつ)に、「ひそかに悩み努力するのも長生きしたいからだ。生は楽しむがよい、死は恐れるがよい」とある。天地の大いなる恵みを生という。だから、死んだ人は生きた鼠(ねずみ)にも劣る。たとえ王侯であっても、一旦息の根が止まったら、積み上げた金が山のようにあってもだれも裕福とは思わない。海のような権勢を誇ってもだれも高貴と思わない。遊仙窟に、「九泉の下(あの世)の人は一銭の値打ちもない」とある。孔子は、「天から授かって変えることの出来ないものは人の姿である。天命として与えられ、求めて得られないものは人の命である」と言っている。
〈鬼谷(きこく)先生相人書(そうじんしょ=人相術の書)にこのことが見える〉

だから、生は極めて貴く、命はまことに重いのだとわかる。しかし、それを説明しようとしてもうまく説明できない。どう言ったらいいだろう。いろいろ考えてみるのだが考えが続かない。どう考えればいいだろう。


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# by sanukiyaichizo | 2017-11-16 00:00 | 万葉集巻五 | Trackback | Comments(0)